【停電・食料不足etc…】台風がくるとわかったら何をしたらいい?

その年によって多少前後しますが、

台風シーズンは梅雨明けから秋ごろまでというのが一般的です。

石垣島では過去に、2015年に発生した台風15号が最大瞬間風速71m/sという、

最大級規模の台風が発生しています。

島内や離島の被害状況は甚大で、

一部の信号機や街路樹が折れ、看板が落ち、車が横転するなど、

自然災害の恐怖を改めて感じました。

幸いなことに、ぼくの実家は台風対策を万全にしていたため、

大きな被害はありませんでしたが、この対策を怠っていたらと考えると怖いですね。

このことから、台風は対策と準備次第で被害を最小限におさえることもできます。

そこで今回は、台風がくる前から過ぎていったときの過ごし方や、対策をまとめました。

この記事を読んでほしい人
  • 石垣島に移住する人
  • 台風シーズンに石垣島に滞在する人
  • 災害対策に関心がある人

台風がくる前

天気予報はチェックしているでしょうか?

この時期は、毎日はできなくても2~3日に1度くらいはチェックしましょう。

昔に比べて、今は天気予報アプリやニュースサイトが充実しており、

一瞬にして天気予報をチェックすることができます。

台風情報が出ていた際に見るポイントは、

「台風の規模「今後の進行予想

です。

もっと詳細にみることはもちろんいいことですが、

まずは最低限の情報を手に入れることから始めましょう。

また、事前に知っておきたい情報としては避難経路と避難先です。

避難先は、石垣市が指定している避難所があります。

台風襲来時における一時避難所について

また、心配なら知り合いや友人宅にお世話になることを検討してみるといいでしょう。

まずは、石垣市の防災ページを参考にしてみましょう。

石垣市 防災ページ

準備するもの

台風がくると分かったら、前日までに少しずつ準備を始めましょう。

屋外でやること

  • 自転車やバイク、車の移動
  • 植木鉢やプランター室内へ移動するか、壁際に固定する
  • 排水溝などの掃除
  • 風が吹くと飛びそうなものは室内へ

家の外には何も置かないことが基本です。

室内に置く場所がなく、仕方なく外に置いとくなら、

風で飛ばないようにロープで固定するなどしましょう。

車は屋根がある駐車場なら安心ですが、なかなかそうもいきません。

もし、知り合いや友人に頼んで一時的に置かせてくれるのであればお願いしてみるのもいいでしょう。

バルコニーなどに置いている、植木鉢や掃除用具などがあれば、

極力室内に移動させましょう。

屋内でやること

  • 暴風戸(雨戸)を閉める
  • 数日分の非常食を用意する
  • 停電に備える

それぞれ、詳細を書いていきます。

暴風戸(雨戸)を閉める

暴風戸(雨戸)とは、沖縄地方の住居に多く見られます。

これは、台風が多い沖縄地方ではマストの住居設備と言っていいでしょう。

台風は、常時継続的に強風が吹き続けるわけではなく、不規則に断続的に強風が吹いたり止んだりします。

最近の窓は頑丈な作りになってるので、

強風で直接窓が割れることは少ないかもしれませんが、

強風で飛ばされた、物や石などによって割れることが多いです。

そういったことを防ぐためにも、台風の際はしっかりと暴風戸を閉めましょう。

数日分の非常食を用意する

沖縄本島、特に石垣島を含めた離島の流通網は台風に圧倒的に弱いです。

台風が近づけば空輸、海運などの流通網は止まることになるからです。

台風直前と直後は、物が島外から入ってこないため、

市場やスーパー、コンビニなどから食料や生活必需品が消えます。

多くの場合、台風が過ぎてから2~3日で商品が入ってくるので、

この数日を見据えて食料や生活必需品を用意しておきましょう。

台風の進行速度や滞在期間にもよりますが、

3日~7日分あると安心です。

日持ちするものを中心に、日ごろから備えておくと、

直前にバタバタせずに過ごせるでしょう。

また、一人暮らしと家族とでも準備する量が変わるので、

普段から自身の生活を見直しておくと準備しやすいでしょう。

食料
  • 缶詰
  • インスタント食品やレトルト食品
  • 飲料水など

その他
  • 乾電池
  • 携帯ラジオ
  • その他最低限生活に必要なもの(トイレットペーパーなど)

停電に備える

台風の暴風は強烈で、電柱が倒れたり電線が切れることもあり、

それが原因で停電になることがあります。

停電に備えて準備するもの
  • ロウソクやLEDランタンなど
  • モバイルバッテリー
  • 懐中電灯
  • 家庭用蓄電池(あれば尚よし)
  • 簡易トイレ(あれば尚よし)
  • クーラーボックス(生もの避難用)

停電すると電気はもちろん、トイレが流せなくなることも。

そんな場合のために、浴槽に水を貯めておけば生活用水として使えます。

浴槽がない場合は、バケツや2Lペットボトルに水を貯めておくといいでしょう。

最近では、キャンプブームにより安価で良質なアウトドアグッズが出ています。

アウトドアグッズは防災グッズにもなるため、

セールなどを利用して普段から用意しておきましょう


台風シーズンに石垣島に滞在する人

滞在中に台風に直撃する場合、運が悪かったと思うのも束の間、

すぐに行動する必要があります。

  • 宿泊先の確保
  • 飛行機の時間の調整
  • 台風直撃中の食料などの確保

など、滞在中少しでも安心して過ごせるようにしましょう。

宿泊先の延長や飛行機の時間の調整はマストです。

宿泊先を出なければならない場合、早めに別の宿泊先の予約をしましょう。

また、飛行機の運行状況は逐一確認、航空会社へ問い合わせるなどして、

状況を確認します。

台風が過ぎ去っても、航路に影響があれば欠航になることもあります。

早め早めに行動することが大切です。

これらがひと段落したら、宿泊中の食事などの確保をしましょう。

食事つきで予約をしているならひとまず安心ですが、

素泊まりの場合は、食事付きに変更するか追加することも視野にいれましょう。

台風中は、多くの飲食店は営業を休止します。

営業するところもありますが、やるかやらないかわからないところを探すよりも、

スーパーやコンビニで調達しておくと安心でしょう。

一部のホテルなどでは、台風が直撃した場合に備え、融通を利かせてくれたり、

情報を提供してくれたりするので、

フロントなどに問い合わせてみるのもいいでしょう。

おすすめの非常食と防災グッズ

石垣島内だけで、短期間ですべてをそろえることは難しいです。

特にランタンやロウソクなどは、後回しにされることが多く、

いざ使いたいときに家になかったり、すでに売り切れになっていることも。

そこで、日ごろからネットショップフリマなどを利用して、

少しずつ用意しておくと安心です。

今回は、一度買っておけば、頻繁に買い替えることは少ない、

便利な防災グッズや非常食をご紹介していきます。

DOD  LED ソーラー ポップアップ ランタン

DOD  LED ソーラー ポップアップ ランタン

ソーラー充電が可能ですが、家の中で使うには単3の乾電池で使うのがいいでしょう。

別売りのニッケル水素充電池を入れると、USBで充電して使うこともできます。

サイズもコンパクトなので、引き出しに閉まっておいて、

いざというときに使うことができます。

Lepro ランタン LEDランタン

Lepro ランタン LEDランタン

USB充電式で、メインランタンとして使用できます。

大容量充電バッテリーが搭載されているため、

モバイルバッテリーとしても使用できます。

これ1台あると安心です。

エレコム モバイルバッテリー 大容量 10000mAh

エレコム モバイルバッテリー 大容量 10000mAh

スマホでの情報収集は今の時代当たり前ですよね。

スマホの充電は死活問題と言ってもいいでしょう。

一人暮らしや旅行者の場合、容量よりもコンパクトさを重視するといいでしょう。

PowerArQ mini 2 ポータブル電源 307Wh

PowerArQ mini 2 ポータブル電源 307Wh

ポータブル電源は、キャンプシーンで使われることが多いイメージですが、

防災グッズとしてとてもいい製品です。

家族数人が使うならこのように大きいバッテリーがあると安心ですね。

尾西食品 アルファ米14種類全部セット

尾西食品 アルファ米14種類全部セット

非常食というと、乾パンなどを思い浮かべる方もいるとおもいますが、

最近の非常食はかなり優秀です。

お湯か水を入れるだけで、美味しいご飯になります。

ぼくも食べたことがありますが、味も美味しく、非常食とは思えません。

カゴメ 野菜の保存食セットYH-30

カゴメ 野菜の保存食セットYH-30

こちらもかなり美味しい非常食です。

湯煎して食べられる野菜スープや、

被災時に心配な栄養バランスのために野菜ジュースなどがセットになっています。


まとめ

台風は自然災害で、最悪の場合死人が出ることもあります。

しかし、事前に対策をすれば安心して乗り越えることができます。

この記事を読んで、台風対策について考えるきっかけにしていきましょう。