「年末年始の石垣島はどうなんだろう?」
「費用はどのくらい?」
「一人旅では?ファミリー旅行は?」
初めて石垣で年末年始を過ごすなら、疑問に思いますよね!
まず最初に言いたいことは、
「今すぐ飛行機と宿を確保しろ!」
です。
年末年始は、観光と帰省のラッシュが重なり、数か月前から予約が埋まることも。
せっかくの正月休み。
キャンセル待ちで身動きが取れない休日を過ごしたくはありません。
また、この期間は飛行機代、宿泊料金などの料金が普段の1.5~2倍近くかかります。
ですが、料金が割高だからと言って諦めなくて大丈夫!
この記事では、払うところは払って、抑えるところは抑えて、島ならではの年末年始を過ごせるような情報をお届けします。
平均気温 | 21.4℃ |
最高気温 | 28.4℃ |
最低気温 | 14.1℃ |
夏にシーズンの最盛期となる石垣島ですが、実は12月の石垣島でも充分に楽しむことができます。
12月前半は、本州でいう秋のような気候で日中は太陽が出ていれば半袖になれることもありますが、それも一時的なことが多く、寒暖差が激しい季節となります。
晴れた日の日中はアクティブに外で動くと、汗ばんでくることも。
重ね着の必要はありませんが、ジャケットやパーカーなどがあると安心です。
一方で、12月後半は、石垣島でも冬服を中心にしたほうがよさそうです。
気温が10℃を超えていても、強い浜風で体感温度は低く感じるでしょう。
足元もサンダルではなくスニーカーの方が安心です。
気温が下がる早朝・夜間のツアーでは厚手の上着が必要なときもあります。
前日の天気予報をチェックして、荷物を準備するようにしましょう。
クリスマス、年末年始に向けて島も慌ただしくなります。
忘年会シーズンでもあるため、居酒屋などの飲食店は混みあうでしょう。
しかし、ある程度大きな飲食店は混みあいますが、
個人店などは意外と予約が取りやすいです。
居酒屋やバーなどでは、店ごとにクリスマスイベントやカウントダウンイベントなどをしていることもあるので、
興味のある方は行ってみるといいでしょう。
泳げるとは言え、マリンアクティビティは遠慮したいという方もいるでしょう。
そんなときは、やきもの体験やガラスづくり体験などをしてみてはいかかでしょう。
オリジナルのものを作る経験はきっといい思い出になるはずです。
最近では、アクセサリーづくり体験などもあり、
いろんな種類のクラフトツアーがあるのでおすすめです。
天候がよければ、最高気温も20℃を超えるため、
ウエットスーツを着用してマリンスポーツを楽しむことができます。
ですが、北風が強い日は海が荒れて船が出せず、
アクティビティツアーが中止になる可能性も。
マリンスポーツを楽しむ場合は、海から上がってきた後に体を拭くタオルや、
ラッシュガードを持っていくなど防寒対策をしましょう。
12月の平日は、シーズンオフとなるため予約は取りやすく、
料金も安いことが多いです。
しかし、連休、特に年末年始の期間は需要が急増し、
料金も特別高く設定されます。
ここでは旅行者別に予約方法などをお伝えします。
年末年始期間は、飛行機の料金も上がります。
予約が解禁されて直後からすぐに埋まってしまうこともあるので、
計画を立てたらすぐに予約するのをおすすめします。
また、予約が取れなくてもキャンセル待ちで空くことがあるので、
最後まであきらめずにチェックしましょう。
リゾートホテル・コテージの予約は一人旅に比べて取りやすいです。
しかし、クリスマス・年末年始の連休は特別価格となり、割高になっています。
リゾートホテルの一流のおもてなしも良いですが、
そこに費用を割いていては他で楽しむことができないことも。
そこでファミリー旅行におすすめするのが、
コテージやアパートメントタイプの民泊施設です。
Booking.comなどの予約サイトで予約でき、
基本的に食事なしの素泊まりプランですが、
立地抜群でレンタカー付の物件もあったりします。
コテージ宿泊のメリットは何といっても「自由度の高さ」です。
自分たちの好きな時間に好きなことができるので、
まるで移住をしているかのような経験ができるはずです。
とはいえ、この時期の宿泊料金はいつもより割高です。
しかし、リゾートホテルよりは何割も低い価格帯です。
もちろん食事は自分たちで用意しますが、公設市場や地元のスーパーで食材を買い出し、
家族で島料理を作って食べるのは、とても良い思い出になるはずです。
ロケーション抜群で別荘感覚で宿泊できるコテージや、
市街地の中にあり利便性が高いアパートメントタイプの民泊施設など、
多彩な宿泊タイプがあるので、想像を膨らませながら予約をしてみましょう。
この時期のリゾートホテルは2人以上からしか予約できないこと多いです。
これは、一人旅よりも複数人の方が客単価が高いため、
ホテル側があえてこのような設定にしていることが多いです。
割高感よりも、そもそも予約ができないのがこの時期の特徴です。
そこで、民宿やビジネスホテル、ペンション等を利用するといいでしょう。
石垣島にも全国チェーンのビジネスホテルが点在しており、
早期割などを利用すれば割引で利用できることも。
また、民宿や民泊だと、ホテルよりも安い価格で泊まることができます。
予約が埋まっていたとしても、ギリギリまでキャンセル待ちしていると、
空きがでることもあります。
流動性が高いのが民宿等の特徴でもあるので、
あきらめずに探し続けてみましょう。
一人旅にとって情報はとても大切です。
そんなときに、民宿などのコミュニティは重要で、
お宝情報などを仕入れられることもあります。
また、楽天トラベルなどには載ってない民宿も未だにあったりするので、
旅行ブログやホームページなどを探して、穴場をみつけてみるのもいいでしょう。
![](https://www.jinmakuya-diary.com/wp-content/uploads/2023/04/4cdb193c62c3624a8b4ab622a9c9d768-1.webp)
2023年の予定はまだ発表されていませんが、
毎年12月に石垣島で行われる人気の陶器市です。
過去に行われたイベントでは、石垣島内の12の窯元、
そして、西表島、竹富島、与那国島からの参加もあり、
あわせて16窯元が出展しました。
年々多くの人が訪れ、やきもののバリュエーションも非常に豊富です。
ウインドウショッピングするだけでも面白いですし、
お気に入りの一品に出会えることもあるので、
滞在期間に重なることがあればぜひ足を運んでみてください。
旧暦の12月8日はムーチーの日と言われています。
ムーチーとは、月桃(サンニン)の葉で餅を包んで蒸した餅(ムーチー)を各家庭で作り、仏壇に供えて健康祈願と厄払いをします。
「邪気払い」や「子供の健康を祈願する」という意味もあり、
ムーチーを食べて1年の健勝を祈るのです。
最近では、この日が近づくと市場やスーパーマーケットなどに、
ムーチーが並ぶことが増えてきました。
地元の製菓店や餅屋が一般向けに作って、出していることもあり、
観光客も味わいよく、美味しくいただけます。
沖縄地方では、この時期の寒さのことを「ムーチービーサ」といい、
「ムーチー」は沖縄地方の冬の風物詩でもあるのです。
ムーチーの中の餅は、ほんのり甘いプレーン味から、
紫の紅芋味、黒糖が入った黒糖味などがあります。
餅を包む月桃の葉は、ハーブのような香りがあり、その香りを楽しむこともできます。
もともと、抗菌作用や防虫効果があることが知られており、
最近は美容業界からも注目されています。
古くから沖縄地方では、お茶やお菓子などに混ぜて使われたり、
食材を包んで防腐剤の代わりにしてきました。
2023年の 「ムーチー(鬼餅)」の日は、2024年1月18日(木)で、
今年はムーチーの日がありませんが、
この時期にムーチー教室などが開催されることもあるので、
良かったら参加してみてください。
年末年始カウントダウン
年末年始は石垣島で楽しみましょう。
基本的には宿泊客のみ利用可能ですが、
打ち上げ花火などは外からも見ることができますよ♪
- フサキリゾートホテル
- アートホテル
- ANAインターコンチネンタルホテル
- リゾートグランヴィリオホテル
- シーサイドホテル
- イーストチャイナシー
新型コロナウイルスによる自粛が解け、本格的に観光を再開して間もないこともあり、
多くのホテルで催し物が行われるでしょう。
宿泊の際は、このようなカウントダウンイベントの有無も視野に入れて探してみるといいでしょう。
![](https://www.jinmakuya-diary.com/wp-content/uploads/2023/04/Gourmet-1.webp)
豚肉がよく食べられる沖縄地方では、余すところなく料理に使うことから、
「鳴き声以外は全て食べ尽くす」と言われています。
なかでも中身と呼ばれる内臓を使った「中身汁」は、
中身の吸い物(なかみのすいもの)とも呼ばれ、
豚の大腸や小腸、胃といった中身を具にし、
すまし汁仕立てでシンプルに仕上げた郷土料理です。
内臓を使っていますが、塩ベースのさっぱりとした味わいが特徴です。
美味しく調理するには丁寧な下処理が重要であり、
おからや小麦粉などを使ってもみ洗いし、じっくりと煮込み、
脂と臭みを取り除きます。
出汁にはかつおと豚を合わせて使うことが多く、具材を中身のみにしたり、
シイタケを加えたりします。
仕上げに、青ネギとおろししょうがを加えるとより、美味しくいただるでしょう。
昔は正月や祝い事で食べられるものでしたが、最近では日常食として親しまれ、
吸いもののほかにも、沖縄そばを加えた「中身そば」の人気が高まっています。
市場では、下処理された中身が売られているので、
宿泊先で自分たちで中身汁を作ってみてもいいですね。
体を芯から温めてくれる鍋物や汁物などが恋しくなるのは、
何も寒い地域だけではありません。
そのなかでも、おでんはどこのおでんも似ているものの、
地域や家庭で具や出汁に違いがありますよね。
黒はんぺんが入った「静岡おでん」や、
八丁味噌で煮込まれた「名古屋おでん」など、
地域によって、味付け、具材などさまざまなスタイルがあり、
「ご当地おでん」がメディアで取り上げられたりもしています。
実は、沖縄のおでんも他県とは違った特徴があり、
独自の進化を遂げていることをご存じでしょうか。
沖縄おでんの主役は「てびち(豚足)」。
煮込まれた豚足はプルプルで、コラーゲンたっぷり、
少々トロみのついた出汁が楽しめます。
てびちは煮込み料理としても地元の人気者。
中身汁と同じように、沖縄料理では豚を頭から足の先まで無駄なく食します。
おでんの具にも、テビチのほか、ソーキ(あばら肉、スペアリブ)が定番メニュー。
ソーキとは、ソーキそばに載っている、あのソーキです。
中には、ポーク(スパム)を入れる家庭や店もあります。
もう一つ、沖縄おでんの定番は葉野菜。
テビチやそのほかの具を煮込み、最後に鍋に入れて出来上がりです。
小松菜、レタス、ホウレンソウ、チンゲンサイ、
空心菜などなど、葉野菜も豊富に入っているのも特徴です。
出汁が染みわたった葉野菜はお酒のアテや、おかずとしてもとても美味しいです。
もちろん、定番の大根や卵なども入っています。
肉も野菜も食べられるのが沖縄おでんのいいところですね。
まとめ
12月の石垣島は、グルメに観光にまだまだ楽しめます。
事前の予約と、予算管理でコストパフォーマンスの高い旅行になるでしょう。
せっかくの年末年始、いつもと違った年越しを過ごしてみてはいかがでしょうか。